いま、拠って立つべき“日本の精神” 武士道 - 新渡戸稲造いま、拠って立つべき“日本の精神” 武士道 - 新渡戸稲造
著者
新渡戸稲造
カテゴリ
Literary Collections
発行日
2005-08-01
読書開始日
2024-04-13
3選
知識というものは,これを学ぶものが心に同化させ,その人の品性に現れて初めて真の知識となる,ということである.だから知的専門家は単なる機械だとみられた.要するに知性は行動として現れる道徳的好意に従属するものと考えられたのである,(中略)武... によれば,武士道は次の5要素からなる.
義
義とは,義理のことであり,正義の道理,つまり,世論が定めた果たすべき義務と,世論が期待する個人的義務感を意味する.
勇
勇とは,孔子の論語「義を見てせざるは勇なきなり」=「勇とは正しきことを為すこと」である.
仁
仁とは,二重の意味で「王者の徳」光り輝く徳であり,また王者にふさわしい徳.慈悲の心である.封建制の君主に特に必要とされる.
礼
礼とは,仁を型として表すということだ.イギリスの社会学者スペンサーによれば「優美とはもっとも無駄のない動き」
誠
誠とは,そのまま嘘をついたり,ごまかしたりしないことだ.真実と誠実がなければ礼は茶番であり,芝居である.
ヤクザの別の名は任侠道であり,彼らの中に言うまでもなく武士道の5要素の名残は色濃く残されている.(アウトローだが)
また,ジャンプ漫画においても 友情・努力・勝利 - Wikipedia は重要な要素であり,ここにおいても武士道のスローガンの一部が垣間見えると言っても過言ではない.