Picnic at Hanging Rock (1975)

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背景、映像美などは言うに及ばず言いたいことが山程あるが、あのhanging rockの古代的ミステリーによる集団催眠と、その後のミランダのトランス、ボーイスカウト?か何かのミカエルについて焦点を当てて、僕の些末な個人的体験について語るのが良いやろう。

1900年というまだ19世紀の香りも残るこの時代の、しかもオーストラリアなら科学リテラシーはイギリスの19世紀中頃ぐらいでもおかしくない。オスカー・ワイルド夫人が秘密結社に入り、空前のオカルトブームが起きた時代。 冒頭で校長先生がextreamly dangerousと説明するhanging rockの隙間にドンドン進んでいく、惹かれていくというのは古代脳的な思考に近いと思う。日本でも岩座(いわくら)とかある。巨大な一枚岩に紐を巻いて札貼ってお参りする。ストーンヘンジもそうやし、僕が一昨年行ったGarden of the godsもそうやし、巨石信仰っていうのは古今東西あるわけやな。 そして進んでいくとミランダらは突然集団催眠にかかるわけやけど、僕はこれは単に生理的には疲労の蓄積が、精神的には神とか高次元の存在に近付いていっているという高揚感とが降り混ざったものやと理解してる。そして覚醒やな。ぐっすり眠れたあとには疲労感が取れてるわけやから、高揚感だけが残り、寝起きのあの夢とも現実とも判別できない浮いた感覚で岩座の奥へと向かっていったんやろう。 ミカエルも追従するわけやが、彼の場合はもう一人のボーイスカウトが来たときにまだ覚醒していたのが印象的やな。あれは岩座の「あっち側」に取り込まれた、秘境を知った人間が今度は荒らされまいと侵入者を拒むんやろうな。知らんけど。

ストーリーの元は小説らしいけど、この作者は古代脳を持っていたか、その片鱗でもって何かの神秘体験をしてたんちゃうか、と思ってる。

一点だけ、ストーリー全体でミラがどう関係あったのかはついに分からんかった。僕はミラだけはこの映画で本当に存在意義がよくわからんかった。別に批判してるわけじゃないねん。授業出られなくて、途中先生の計らいで壁に縛られつつ参加できたわけやけど、二学期に行けないと悟った途端自殺してしまう。まぁその後も校長が死ぬから、ミランダの失踪で経営が相当傾いたんだろうが、なんかここだけ変に現実的というか。。もっとミステリーとオカルトに全振りしたらええのに、って感じは個人的にした。

一昨年、コロラド州のロッキー山脈の麓を彷徨ってて、Garden of the gods に行ったことがあるんやけど、そこはもの凄い荘厳な岩場が剥き出しで残っているわけや。日本やと高温多湿で雨で削れて絶対残ってないような尖った岩場や。先住民の信仰を集めていたおかげで今はそういう名前になってて、残念ながら僕はそこを遊歩道で通り過ぎただけやけど、もしあんな岩場の近くに生まれ育って住むことがあれば、僕も吸い寄せられるように岩場によじ登ったり、信仰の対象として見ていたかもしれん。 古代脳解明のヒントに岩座はあるかもしれん。そんな気がした。

Garden of the Gods の岩山たち