糖尿病薬が老化防止
研究グループは、「カロリー制限によって寿命が延長すること」と「カロリー制限によって寿命が延長した個体では加齢に伴う老化細胞の蓄積が抑制されていること」の2つの観点に着目して今回の研究を実施しました。
研究グループは、肥満状態になったマウスに対して、尿への糖の排出を促進することで血糖を低下させる糖尿病治療薬「SGLT2阻害薬」の投与を1週間おこないました。 その結果、内臓脂肪に蓄積した老化細胞が除去されるとともに内臓脂肪の炎症が改善し、糖代謝異常やインスリン抵抗性の改善がみられました。
一方で、肥満マウスに対して短期間のインスリン投与で高血糖を改善しても、内臓脂肪に 蓄積した老化細胞は除去されず、内臓脂肪の炎症も改善しませんでした。
こうした結果から「SGLT2阻害薬による老化細胞除去効果は、血糖値の改善とは関連なく、特有の効果である」という結論が導かれました。 また、SGLT2阻害薬の投与によって、加齢に伴うフレイルの改善や早老症マウスの寿命の延長などを観察することもできました。
糖尿病薬で“老化細胞の除去”に成功! フレイル改善・寿命延長効果もマウス実験で確認 順天堂大(Medical DOC) - Yahoo!ニュース