大規模言語モデルを駆使して数理科学問題の新しい解決策を数学者よりも巧みに出力するAIシステム

Google DeepMindの研究チームはFunSearchに2つのパズルを入力しました。ひとつは長年解決不可能な数学問題とされてきた「Cap set」で、FunSearchは数学者が考え出した回答を超える優れた解決策を複数出力することに成功しています。

FunSearchに入力したもうひとつの数学問題が、さまざまなサイズのアイテムをビンに詰め込む最適な方法を探す「ビンパッキング問題」です。FunSearchはビンパッキング問題でも、これまで人間が編み出してきたアルゴリズムよりも優れたアプローチを発見することに成功しています。

同研究に関与していないケンブリッジ大学の数学教授であるティム・ガワーズ氏は、「過去2、3年間で人間の数学者がAIと協力して未解決の問題に取り組む興味深い事例が複数報告されてきました。この研究は研究者とAIのコラボレーションのこれまでとは異なる非常に興味深いアプローチを提供する可能性があり、数学者が賢く予想外の構造を効率的に発見できるようにするものです。さらに良いことに、FunSearchの出力するアルゴリズムは人間によってに解釈可能です」と、FunSearchを称賛しました。

大規模言語モデルを駆使して数理科学問題の新しい解決策を数学者よりも巧みに出力するAIシステム「FunSearch」をGoogle DeepMindが発表 - GIGAZINE