医療にも役立つバイオミメティクス

生物から学んだ機構を工学に応用するバイオミメティクス.

痛くない注射針

センザンコウのウロコ

センザンコウのウロコの仕組みは発熱に適している.硬く、かつ柔軟な構造のロボット.小型医療用ロボットの参考になっている.

フジツボ、ダニ

  • ダニは皮膚下に口器を突っ込み血液を吸うが、皮膚(宿主)から簡単に離れないようにセメント物質を出して自分自身を固定する。
  • フジツボは、2種類の物質を上手に使って濡れ面に接着している。まず、脂質を多く含んだ基質で接着表面の水分や汚れをはじき落とした後、粘着性タンパク質が接着表面および接着剤内で架橋することで、強力に接着する。
  • 疎水性基質と接着性微粒子を含んだ生体用の医療用接着材が研究開発されている。

サメ肌

ザラザラのサメ肌の摩擦によってものが掴みやすくなるピンセット。手術で薄い膜をつかむ際のミス(滑り)が少なくなるそうだ。動画もあったので見たが、皮膚の薄皮1枚という薄さをつかめる信じられない性能であった。

ヤモリの脚先を参考に、手袋表面に極細毛を材料として使用することで摩擦力を大きくしている。 抗がん剤の副作用で手に不具合が生じた場合、ものをつかむなどの日常動作が行いにくくなるそうだ。バイオミメティクスの観点で開発されたこの手袋を使うと、物をおとしにくくなるなど、患者のQOL向上に役立っているとのこと。

そのような状況に対応するために開発されたのが帝人フロンティア株式会社の「ナノぴた®」である。

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