専門家らはこれまで、サイコパスを見分けるための行動特性についても研究してきました。
例えば、サイコパスは相手の目をジッと見つめることがわかっています。
普通の人であれば、会話相手の目を見つめる長さはせいぜい数秒程度で、一度目を逸らした後に再び目を合わせることを繰り返すのが一般的です。
ところがサイコパスは不快になるほど相手の目を執拗に見つめ続ける傾向があります。
それから手を使ったジェスチャーが多いのも特徴の一つです。
これには自分の正当性をアピールしたり、相手を騙すための説得力を持たせる目的があり、警察の取り調べの最中など、大仰な身振りを使うことが多いといわれています。
さらにここ1〜2年の研究で、サイコパスによく見られる新たな行動特性が明らかになってきました。
それが 「会話中に頭を動かさない」 ことです。
さらに研究者らは、サイコパスが共感能力やコミュニケーション能力を欠如する原因には 「扁桃体の異常」 が根本にあると指摘します。
扁桃体とは情動や感情の処理に関わる脳領域の一つで、サイコパスでは扁桃体の活動が健常者に比べて低いことがわかっています。
サイコパスの人は「会話中に頭をほとんど動かさない」傾向がある!
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